通知表作成システム - 岐阜市教育情報ネットワーク ポータルサイト

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文部科学省委託事業(平成19年度~平成21年度)
先導的教育情報化
推進プログラム
情報を区分けした先進的な校務の情報化
~校務の情報化により、
学校が変わる・教員が変わる・児童生徒が変わる~
岐阜市教育情報化推進プロジェクト
(NTT-西日本及び岐阜市教育委員会)
1
調査研究校


小学校3校
岐阜市立岐阜小学校
岐阜市立本荘小学校
岐阜市立三輪北小学校
中学校3校
岐阜市立青山中学校
岐阜市立藍川東中学校
岐阜市立長森南中学校
2
調査研究の背景等 問題点
問題点
・ 校務処理に費やす時間や負担感
・ 校務用PC等の未整備
・ 情報漏洩
個人情報とそれ以外の情報の混在
個人情報の持ち出しの可能性

3
調査研究の背景等 整備

・
・
・
・
解決のための必要な整備
教員一人一台の校務用パソコンの整備
校務用イントラネットの構築
情報漏洩事故防止対策(セキュリティ意識)
校務支援システム等の導入
・ 情報の区分け
・ 校務時間の削減と児童生徒にかかわる
ゆとりの増加
4
調査研究テーマ
情報を区分けした先進的な校務の情報化
~校務の情報化により、
学校が変わる・教員が変わる・児童生徒が変わる~
5
調査研究の内容
■情報を区分けしたセキュアな校務用システムの構
築
■通知表作成、出席簿処理等の校務の効率化
校務時間や負担感の軽減
児童生徒に向き合う時間やゆとりの増加
■HP作成にかかわる時間や負担感の軽減化
■校務支援システム等の効果的な運用方法の確立
■調査研究の普及
6
調査研究の成果
① 校務支援システム等の活用
情報を区分け(校内でのみ扱う情報と校内または
校外でも扱える情報)して、校務支援システム等の効
果的な運用方法と学校体制づくりをすることで、教員
の校務(出席簿処理や通知表作成)処理時間や負担
感が削減され、児童生徒に向かうゆとりが生まれる。
② CMSのHPの構築と運用
CMSのHPを活用したことで、日常的なHP更新が
可能になった。保護者、地域の方のアクセス数が増
加し、学校理解の一つの手段となった。
7
校務用システムの構築
積極的に外部に
発信する情報の処理
岐阜市教育研究所
岐阜市教育ネットワーク
(イントラネット)
教育用サーバ
校務用サーバ
CMSサーバ
HP
発信
児童生徒情報
ホームページ
ASPサービス
児童生徒DB
情報の区分け
校内のみで扱う情報の処理
校外に出してもよい情報の処理
8
調査研究の成果
① 校務支援システム等の活用
(1)通知表作成
(2)児童生徒に向き合うゆとり
9
(1)通知表作成
通知表作成システム

担任の通知表作成時間(H19年とH20年1学期)の比較
通知表作成時間H19と比較
岐阜小
120
本荘小
52
青山中
70
H20-1
65
藍川東中
長森南中
55
0
20
40
60
80
100
120
140
10
(1)通知表作成
導入当初の通知表作成システムに対する
教職員へのヒヤリング


新システムの操作を覚えなければならない。
通知表作成システムは、1年間で2回~3回し
か使用しないため、操作方法を忘れる。
時間や負担感の増加
11
効果的な運用には
十分な研修期間
運用方法の開発
○ Web型支援ツールの活用
(Web型児童生徒DB、Web型掲示板)
○ 学校の実態にあった運用方法の開発
12
運用方法の開発
Web型支援ツールの活用
「Web型児童生徒DBシステム」
校務用サーバ
①IDとパスワードでのログイン
②指紋認証による本人確認
③ログイン切替え経路変更
ASPサービス
Web型児童生徒DB
IDとパスワードでログイン
児童・生徒のよさを登録
インターネット経由
(SSL通信)
学校
自宅
通知表所見に反映
13
(1)通知表作成
校務支援システムと支援ツールの連携

Web型児童生徒DBを所見に反映
本荘小学校
岐阜小学校
900
800
700
600
500
分
400
300
200
100
0
1200
1000
800
分 600
400
200
0
手書き
昨年度
1学期
2学期
手書き
昨年度
1学期
2学期
14
(1)通知表作成
Web型支援ツールの活用
「Web型児童生徒DBシステム」教職員へのヒヤリング

多くの先生が子どものよさを入力してくれるの
で、子どもをたくさんほめることができた。

子どもを認め育てていこうとする気持ちが強く
なった。

あまり目立たない子どもを意識的にみるよう
になった。

自分の生活スタイルに合わせて、夜遅くでも
仕事ができ効率的に時間が使えた。
15
通知表作成システムの運用 例
ネットワーク型通知表作成
校長
教頭・教務主任等
⑪点検確認
養護教諭
⑨出欠席データのエクセル表へ入力
⑧各データ点検
生徒指導主事等
担任のない教諭
⑩印刷
②成績入力用エクセル表作成
④「Web型児童生徒DBデータ取り込み
⑤エクセル表から校務支援システムデータ登録
⑥校務システムから印刷用データ出力
⑦印刷用データをワードへ取り込み
担任
③成績データ作成とエクセル表へ入力
全教職員
担任の負担減
①通年Web型児童生徒DBへの入力
通知表所見へ反映
16
(1)通知表作成
通知表作成システム

担任の通知表作成時間の比較
通知表作成時間の経年調査
岐阜小
本荘小
青山中
藍川東中
長森南中
-1000
H21-1
H20-2
H20-1
H19
-800
-600
-400
-200
0
200
長森南中
藍川東中
青山中
本荘小
岐阜小
5
0
55
0
-149
55
65
0
-386
-10
70
0
-688
-48
52
0
-795
-75
120
0
H19
H20-1
H20-2
17
(1)通知表作成
通知表作成システム

担任の通知表作成の負担感
18
(2)児童生徒に向き合うゆとり
情報の区分けによる仕事の優先順位
19
(2)児童生徒に向き合うゆとり
児童生徒に向き合うゆとり
20
調査研究の成果
② CMSのHPの構築と運用
(1)HP更新時間の短縮
(2)HP更新作業の効率化
(3)HP更新回数、アクセス数の増加
21
CMSのHPレイアウト
22
(1)HP更新時間の短縮
HP更新時間
更新にかかる時間
200
183
150
分
100
更新にかかる時間
50
11.1
0
更新にかかる時間
CMS以外
CMS
183
11.1
23
(3) HP更新回数、アクセス数の増加
CMSのHP更新回数
24
HPアクセス数
(3) HP更新回数、アクセス数の増加
25
(2)HP更新作業の効率化
HP更新者
HP更新者
100
80
60
%
40
CMS以外
20
0
CMS
A B C D E F G H
I
J K
CMS以外 4 15 13 2 0 83 2 9 6 0 6
0 31 13 6 0 38 6 13 13 19 6
CMS
A:校長
B:教頭
C:教務主任
D:生徒指導主事
E:校務主任
F:情報主任
G:学年主任
H:担任
I:情報グループ
J:全教職員
K:その他(HP担当等)
26
26
3年間の調査研究より
情報を区分け
システム等の効果的な運用方法と学校体制づくり
管理職のリーダーシップ
児童生徒に向かうゆとり
CMSのHPの構築と運用
日常的なHP更新が可能
保護者、地域の方のアクセス数が増加
学校理解の一つの手段
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