「長良川おんぱく」。

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Transcript 「長良川おんぱく」。

長良川おんぱく
の新しい挑戦
長良川おんぱく実行委員会
事務局長 蒲勇介
岐阜市 人口42万人の岐阜県の県庁所在地
斉藤道三・織田信長のつくった「岐阜町」町割は今も残る
金華山と長良川、鵜飼いがシンボルのまち
よくいる
岐阜市民の発言
「ぎふなんて
なんもない」
岐阜の観光といえば
• 長良川鵜飼
• 金華山
• 道三と信長
メインディッシュはそろっているが・・・
今、社会の「観光」はどうなっているか?→
これからの観光まちづくり
観光を牽引する主役は変わりつつある!
客層:団体型、男性中心
客層:個人型、女性中心
バスツアー、宴会、コンパニオン…
そこでしかできない体験
【旧来型観光地の牽引役】
【観光地の新たな牽引役】
行政
観光協会や観光連盟
旅館ホテル業界
観光施設業界
旅行会社
運輸業界
男性
市民・地域づくり団体
地場事業者(一次から六次産業まで)
ネット関連の人材・会社
ヨソモノ・女性・大学
+旧来型組織(役割の進化が必至)
→「巻き込み型実行委員会組織」→
→プラットフォームへ進化
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全国に共通する課題
1 人口減少
少子高齢化
・中心地の空洞化
2 地域に元気がない
面白くない(魅力がない)
・だから、若者が帰って来ない(出ていく)
・だから、お客が来ない
地域経済の衰退(商店、観光産業、製造業など)
もう少し詳しく分析すると・・・
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課題の詳細分析
1 地域資源が活用されていない
・中心地の空洞化
2 小規模事業者が多く、経営者の高齢化とも相まって
新規事業や事業拡大などのチャレンジが生まれてこない
3 業界、人材間で情報が共有されず、適切な連携や地
支援が起こりにくい
これらの課題を解決するために・・・
オンパク手法の導入へ
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課題の解決のために
1 地域資源が活用されない
活用する
・どうやって活用するか考える
・市場をリサーチする
・テスト→実施する→検証する
2 新規事業や事業拡大のチャレンジが生まれない
・チャレンジできる機会を作る
3 情報の共有、活動の連携、適切な支援が起きない
・中間的に支援する組織が仲介することによって
情報が共有され、連携、適切な支援
適切な支援ができ、地域のプラットフォームとしての
機能を有し、チャレンジする場(組織・仕組み・活動)
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オンパクの特徴
小 さな規模
失敗しても良い、リスクが少ない。
集 める (たくさん集める)
魅力的になる、バラエティ豊か、
地域資源のカタログ。
短 い期間を繰り返す
集中できる、変化のきっかけ。
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オンパクについて
(ガイドブックを参考
に)
1. 多彩なプログラムで構成
(1) 地域の魅力を伝える(地域開発、コラボレーション)
(2) 新商品・サービスのテストマーケティング
(商品化)
(3) 商品・サービスのプロモーション
(新規顧客の集客)
2. オンパクパートナーがプログラム提供
地域の人が主役
3. プログラム参加者(=市場)は、地域住民および来訪者
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事例:地域開発
新たな「食材」でまちおこし
ペンションとの連携
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事例:新規顧客の集客
ワンコインで気軽に体験
新規の顧客開拓
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事例:商品化
歴史を活かしNHK大河ドラマを活用した商品化
Copyright (C) NPO HATTO ONPAKU
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事例:コラボレーション
諏訪を代表する「食・酒」+江戸時代の「茶屋」
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オンパクの効用・その多様性
効用1
まちづくり・ひとづくり
地
域
の
課
題
オ
ン
パ
ク
の
導
入
・
実
施
効用2
・地域人材の発掘・活躍、地域資源の発掘、活用
オンパクプログラムを通しての発掘
(あ、あんな人いるな、あんな資源あったね)
産業の活性化
・観光への活用
着地型体験プログラムの整理・販売
(滞在化の促進、消費額の増大、来訪目的の明確化)
・新たなビジネスの創出
効用3
・新規顧客の開拓
オンパクチャレンジから、継続的な活動へ
オンパクチャレンジから、認知度向上へ
教育の視点
その地域ならではのプログラム
・地域文化、歴史の伝承
学校では学べない、だけど大事なこと
効用4 ・地域を語れる子ども達を創る
その地域ならではの職業体験など
福祉的な活動
・高齢者の生きがいの場
パートナーとしての人材活用
(実は面白いことをたくさん知っている)
・地域住民の健康づくり
プログラムを通して、実践の場へ
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オンパク的組織の役割
(中間支援機関)
1 プログラムの企画支援
(素材からプログラムへ)
2 全体としてのプロモーション
(ガイドブック、WEB、マスコミなど)
3 事業連携の促進
4 顧客組織の管理
5 資金調達支援
(各種補助金、銀行との関係)
・ ・ ・ など
オンパク的組織を
中心としたネットワー
クパートナー
連携、会場などの提供
サポーター
(プログラム主催者)
事業化支援
(プログラム)
活性化成果
参加費
プログラム
提供
参加
資金提供
オンパク的組織
情報提供
補助金、広報支援
参加費
活性化成果
会員・顧客
情報提供
行政・会議所
・マスコミ
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長良川温泉を中心とした、岐阜市の文化的中心地
「川原町界隈・岐阜公園周辺エリア」に眠る、
岐阜ならではの”本物”を体験できる「長良川おんぱく」。
長良川おんぱくを通してやりたかったこと
平成20年8月「明日の宝もの」として認定を受けた川原町界隈は、まちづくり会によ
る景観整備や、飲食業などの出店が徐々に進んでいるものの、宿泊・滞在に繋がる事業展開には至
っていない状況である。
現状認識
①
様々な主体による活動が連携しきれていない現状
地縁組織 ←→ まちづくりセクター ←→ 観光セクター ←→ 行政
高齢者 ←→ 現役世代 ←→ 若者
女性 ←→ 男性
②
岐阜の持つ様々なストーリーが活かされない
→ ・長良川流域の流通の要所となる川港
・ 材木、和紙、川魚の問屋町と町並み
・ 鵜飼と川遊び、また背景にある花街文化
・ 道三、信長、戦国の城下町
本事業を通して
地域で連携して実行
チームを作る
「長良川が育んだまち」
というストーリーを
共有する
住んでいる人、商う人が地域外から来た人とともに地域の宝を発見し、 「長
良川ブランド」を発信する「観光まちづくりプラットフォーム」へ
おんぱく事業の流れ
地域資源の発掘・出会い・再発見
(調査、まち歩き、勉強会、資料調査など)
持
続
的
な
情
報
発
信
を
行
う
特産品として、
商品化を検討する
長良川温泉泊覧会(オンパク)
川原町界隈ならではの体験交流型観光プログラムを企画開発・開催(10月)
組み合せて、
宿泊滞在型ツアーに
常時着地型観光プログラムを提供できる持続的な仕組みへ
川原町界隈の、面としての魅力を高め、
体験交流型観光プログラムを通して、長良川に育まれたまちの価値を再認識できる
長良川ブランドの確立
長良川おんぱくの主体(2011年度)
行政 × 観光セクター × まちづくりセクター
岐阜市
教育委員会
岐阜
商工会議所
財団法人
岐阜観光
コンベンション
協会
NPO法人
ぎふNPO
センター
岐阜県
委
託
2012 年度は・・・
後援: 金華自治会連合会
長良自治会連合会
岐阜市
にぎわい
まち公社
岐阜市
長良川
温泉旅館
協同組合
自治会
連合会
実行
委員会
ぎふ
まちづくり
センター
一般社団法人
日本旅行業協会
中部支部
岐阜地区委員会
NPO法人
ORGAN
協力:
●若女将会
●岐阜町若旦那会
●岐阜青年会議所
●市民ボランティア
市民団体
まち
づくり会
川原町まちづくり会
井ノ口まちづくり会
伊奈波界隈まちつくり会
鵜飼屋まちづくり会
地域コミュニティ
地域住民
商店・若旦那会
よそもの
わかもの
ばかもの
女性
おん
ぱく
既存組織
行政
旅館組合
観光協会
おんぱく勉強会
(いわきフラおんぱくより里見実行委員長を招いて)
キックオフパーティ
(別府よりジャパンオンパク鶴田理事長をお招きして)
パートナー説明会
(プログラム作りワークショップ 計3回)
大決起集会
川原町で天然鮎食べ比べ
スペシャルコース
芸妓・舞妓と
長良川船遊び
長良川温泉 若女将と歩く
夜の川原町散策
お寺でプチ修行
座禅とくらやみごはん
その他、まちの人が主役になる
岐阜ならではの体験が100!
目指すもの、その過程で生まれる効果
体験交流型観光プログラム見本市・長良川温泉泊覧会
【 その過程で生まれる効果 】
①地域資源の発掘
= 地域の人が、地域の魅力を再発見
②地域情報の発信
= メディアを通じたプロモーション
③地域人材の育成
= 地域の人が、主役になって自立する
④ネットワークの構築
= 地域内で人と人が協力しあう関係づくり
この過程で生まれる効果こそが、持続的にまちの
魅力を育てていける観光まちづくりそのものである
★ぎふのまちへ愛着を持つ人・客が増える
★新たな顧客層が広がり、そこからの2次感染が起こる。
★地域資源を活かした新しい観光サービスやコミュニティビジネスが育つ
数値的成果
・申込会員数
・参加者数
・定員充足率
・売り上げ総額
・マスメディア掲載数
・広報効果広告費換算額
・ Web/ブログページビュー
・ Twitterつぶやき数
・ Facebookページメンバー
894名
3,379名
83%
790万円
105件
1億8446万円
32万8400PV
1400ツイート
520いいね!
申し込み会員:男女比
申し込み会員:年代別
これまで長良川温泉のメイン顧客ではなかった 若い女性層に人気
申し込み会員:居住地
長良川おんぱくから生まれ
始まっているチャレンジ
•
•
•
グランドホテル&護国之寺がツアー商品化
護国之寺が彫刻教室を定期開催
今昔撮影会の成果が写真展として開催
• 岐阜善光寺 くらやみごはん、定期開催開催
•
•
美術館と菓子屋がコラボ 沙羅双樹が商品化
ロミロミ&すぎ山とコラボ 定常開催へ
• ホテルパークよくばり岩盤ヨガ商品化→定常開催
•
•
活版印刷で名刺をつくろう 毎月開催へ
善光寺金平糖 商品化
• ときめき純情喫茶団、ケーブルTVで番組化
•
信長のおもてなし料理 商品化 etc…
おんぱくを通して聞こえてきた声
『なんか一緒にできるかも!』
業種や世代を超えた、いい関係
『価格競争から抜け出せるかもしれない』
観光地としてのブランド価値に自信
『やってみよう!売ってみよう!』
まずチャレンジしてみる精神
『岐阜を自慢できるようになった』
ないものねだり→あるものさがしへ
おんぱくを通して聞こえてきた声2
『続けられるのか?』
事業性の薄さ・開催組織
『お客が地元の人ばっかりじゃないか?』
宿泊客・観光地としての誘客に直結しない
『顧客対応が十分ではない』
事務局機能の維持・スタッフの雇用に課題
『どこでもやってるじゃないか?』
「おんぱく」からどう生きた事業を生み出していくか
長良川温泉泊覧会が描く3年ビジョン
2年目
・ オンパクを春・秋 2回開催
・ 長良川流域各地と岐阜川原
町との接点を探るプログラム
を開催。
例) 美濃和紙エステ
森林ツアー
いかだばえを作ってみよう。
・長良川流域泊覧会を実施
3年目
・ 長良川流域で着地型観光の
ネットワーク構築
・ 観光庁の広域観光圏認定を
受けることを目標とする
1年目
・ 川原町界隈の資源の再発見と
ブラッシュアップ
・ 長良川の文化集積地点として
の位置づけを確立
・
川原町の持つ多様な意味を
認識できる体験プログラムの
作成
観光圏とは、自然、歴史、文化等において密接
な関係のある観光地を一体とした区域であり、そ
の観光地同士が連携して2泊3日以上の滞在型
観光に対応出来るよう、観光地の魅力を高めよ
うとする区域を指します。
今年も・・・
長良川おんぱく2012
2012年10月20日〜12月2日
開催予定!