営業本部立ち上げに向けて

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Transcript 営業本部立ち上げに向けて

益田市営業本部の立ち上げに向けて
「一流の田舎まち」益田を売り込もう!
~益田市営業本部の立ち上げに向けて~
営業本部準備会研修会
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営業本部準備会研修会
益田市営業本部の立ち上げに向けて
はじめに
• このたび、私たちは「営業本部準備会研修会」にて、マネ
ジメント及びマーケティングの基礎やノウハウを学び、ま
た、今後の自治体職員のあり方を再確認いたしました。
• 本日は、1カ月にわたるその「研修内容のご報告」と、
併せて、営業本部立ち上げに向けて、私たちなりに考えま
した「営業本部のあり方」をご提案いたします。
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営業本部準備会研修会
益田市営業本部の立ち上げに向けて
目
次
■第1章 研修会のご報告
1.研修会の概要
2.益田をマーケティング
①マーケティングの「R」
②益田の「食」をテーマとしたマーケティング戦略
③名物料理で1億円を稼ごう!~プロモーション戦術~
④その他のマーケティング戦略 アイデア一覧
⑤その他意見
■第2章 「営業本部」のあり方について
1.「営業本部」のあり方 検討の経緯
2.「営業本部」の「カタチ」
3.「営業本部」深化のイメージ
■その他 「石見のお国自慢シンポジウム」に参加
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営業本部準備会研修会
益田市営業本部の立ち上げに向けて
第1章 研修会のご報告
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営業本部準備会研修会
益田市営業本部の立ち上げに向けて
第1章 研修内容のご報告
1.研修会の概要
【講師】NPO法人 結まーるプラス かわべまゆみさん
【研修期間】平成22年9月1日~9月28日 全5回(20時間)
【研修の概要】
○第1回 ■マネジメントとマーケティングについて
■なぜ自治体マーケティングなのか?
・「敵を知り己を知れば百戦危うからずや」
・公共部門の「攻め」と「守り」
○第2回 ■マーケティング概論
○第3回 ■マーケティングリサーチ
■地域ブランドの創造について
○第4回 ■マーケティング手法を使った戦略企画
■皆が考える「営業本部」とは?
○第5回 ■まとめ
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益田市営業本部の立ち上げに向けて
2-① 益田をマーケティング~マーケティングの「R」~
益田市って・・・
【自然・農林水産物・食文化】
○トマト、メロン、柚子などの新鮮野菜が豊富
○希少価値あるアユ、ハマグリ、モクズガニ
○松永牧場をはじめとする畜産が盛ん
○美味しいお店が比較的多い
○2年連続水質日本一「清流高津川」に対する注目 など
【歴史文化・人】
○石見神楽や雪舟さん、人麿さん、中世益田氏、
石州口の戦い「近代夜明けの町」等の歴史文化
○グラントワ、萩・石見空港、温泉という集客拠点
○益田人DNA=文化的・進取の気性
など
○地域の特産品への関心高い
⇒ご当地グルメ、B級グルメ人気など
今って・・・
○消費志向の変化(自然志向、本物志向、健康志向、
安心志向、ちょっぴり贅沢志向)
⇒国内産への回帰、産直市ブーム
○高速道路無料化による自家用車志向
などなど
3C分析
益田に来る人って・・・
○観光動態調査に揚げる拠点のうち、最も入込客が多い拠点ベスト3(H21年度)
【1位グラントワ(約30万人) 2位万葉公園(約22万人) 3位 美都温泉(約12万人)】
特に最近絶好調のグラントワは1/3が広島・山口を中心とした県外者
益田の豊かな食文化、
益田ならではの食材に
○観光・ビジネスの宿泊客延べ数(H21年度) 13万人
可能性⇒B級グルメ、名物
○行動別目的別観光入込客延べ数 前年比伸び率が比較的高いもの
【郷土料理店・レストラン221.01% 庭園112.33% 観光農林業106.12%】
料理等
(ex)牛丼、鮎ごはん、柚子
ラーメンなどなど
○基本、通過型、日帰り
○日帰り客の特徴・・・基本日帰り
【広島、山口方面、30~40代の家族2~3人、友人知人の口コミで、自家用車で、3回以上のリピーター】
○宿泊客の特徴・・・8月がピーク
【近畿、広島、関東、50代の家族2~3人、インターネット予約で1泊2日、自家用車で、3回目以上のリピーター】
益田市にしかないもので、かつ、
お客様が求めるもの!!
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営業本部準備会研修会
益田市営業本部の立ち上げに向けて
2-② 益田の「食」をテーマとしたマーケティング戦略
目的
外貨獲得
(益田へ来てもらう!
見てもらう!食べてもら
う!)
ターゲット
目標
プラスα(千円)の消費拡大で
プラス1億円の経済効果
コンセプト
益田に来ていただいた方に益田の
「食」でプラスαの満足を!!!
10万人×千円=1億円!
○観光・ビジネスの宿泊客は年間約13万人
○最近、絶好調なグラントワに着目 すると、年間約30万人の
うち広島・山口からの来訪者の約1/3 ⇒約10万人の来訪者
⇒来訪者・宿泊者約10万人をターゲット
課題
○ 豊かな食文化、食材があるのに、
「益田ならではの食」を手軽に
食べる処が少ない
○積極的なPRがされていない
(グラントワ、ホテル等に案内チラシ)
プロダクト
益田の「食」=益田の豊かな食文化、B級グルメ、名物料理、夜の繁華街
等
(ex)牛丼、鮎茶漬け、おにぎり、柚子ラーメン、ハマグリ などなど
戦略②
戦略①
・新メニュー開発
・市内飲食店での定番化・お土産化
集客拠点を活かす
効果的なPR
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営業本部準備会研修会
益田市営業本部の立ち上げに向けて
2-② 益田の「食」をテーマとしたマーケティング戦略
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益田市営業本部の立ち上げに向けて
2-③ 名物料理で1億円を稼ごう!~プロモーション戦術~
プロモーション
PR例
益田の名物料理をPRしよう!
○「オロチ君がゆく!食べ歩きマップ」の制作
⇒グラントワ、空港、駅前ホテル等でPR
○グラントワブログにてマップ制作過程を掲載
○空港、ホテル、観光協会等HPに同時掲載
○ふるさとフェアでオロチ君がマップ配布
○マスコミ発信 など
プロダクト
松永牧場の牛丼・カレー
清流・高津川の鮎めし
希少!国内産天然蛤
美都産・ゆずラーメン
SP例
販売促進に繋がる企画!
○グラントワチケット、夜神楽とのセット化
○航空券とのセット化
○既存イベントとのタイアップ
○益田まつり等で「市内競合店バトル」企画
など
ご当地グルメ益田ローメン
その他いろいろ・・・・
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第1章 研修内容のご報告
2-④ その他のマーケティング戦略 アイデア一覧
夫婦円満のまちづくり♪
益田の“男前”プロジェクト
サーフィンDEまちづくり
●ハマグリのペアの殻しか
ぴったり合わないという性質
に着目!貝合わせによる
「夫婦円満のまちづくり」を
提唱
●熟年夫婦をターゲットに、
新たな夫婦関係を構築する
きっかけとなるハマグリ貝
合わせツアー などなど
●益田のDNA=文化的か
つ進取の気性に富んだ“熱
い男前”で誘客促進
●歴史上の“男前”、現代の
“男前”を徹底PR
●都会の婚活ブームも追い
風に。“男前”な女性に惹か
れる草食系男子も誘惑
●全国的にサーファー急増
中!(100万人というデータ
も)
●益田市の綺麗な海岸をP
Rし、サーフィンのメッカへ
●ビジターサーファーの呼
び込み策や交流企画 など
無人島ライフ体験プロジェクト
パワースポット探検ツアー
その他
●益田にある無人島「高
島」に着目!
●釣りのほか、手軽に味わ
える無人島生活体験、サバ
イバル体験を目玉に誘客策
を展開
●「高島」の歴史探訪 など
●謎の権現仙人伝説が残
るスピリチュアルゾーンが益
田市に!
●全国でもめずらしい、北
仙道の比礼振山の、「地球
安全祈願塔」に着目。益田
から「地球安全」を発信!
●「柿本人麻呂」出生の地
&終焉の地伝説!
●明治維新は「石州口」か
ら始まった!岸静江物語。
●「美都のゆず」で、アジア
&世界市場に進出だっ!!
などなど
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益田市営業本部の立ち上げに向けて
2-⑤ その他意見
○より積極的な「攻め」の取り組みも必要
・「誘客」「交流」そして「定住」へ
・市長トップセールスと連動した動き
(例)教育旅行、スポーツ合宿、各種会議の誘致など
○益田ブランド認証制度について
【現状】目的、目標、コンセプトが曖昧なため、
方向性、戦術定まらず
⇒いかに整理できる?
⇒「ゼロベース思考」による発展的解消策も必要!?
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第2章 「営業本部」のあり方について
益田大ハマ
グリ
天然あゆ
わさび
ゆず商品
石見神楽・大蛇(おろち)
高津川
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第2章 「営業本部」のあり方について
1.「営業本部」のあり方 検討の経緯
• 短期間の研修会であるが、参加する以上はアウトプットを意識。
市長に「営業本部」のあり方を提案したい!
• 当初、メンバーの「営業本部」に対する認識はバラバラ。
「営業本部って何?」
• 益田のブランド力アップ、外貨獲得という大きな役割=「攻め」は共有でき
ました。
• しかし、どんな組織で何をするのか、今と何が違うのか答えが出ず。
• 改めて、市長の言葉を振り返り、必要となる機能を整理し、
「営業本部」の「カタチ」を考えることに。
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2.「営業本部」の「カタチ」
■市長マニフェスト、施政方針から 「営業本部」のキーワード
・経済関連部署を別名「営業部」 ・営業マン ・お客様 ・喜び、満足、感動 ・マーケティング
・全庁あげてアピール(部署横断) ・トップセールス
営業本部の機能
営業本部の役割
①益田市のブランド構築(イメージアップ)
②外貨獲得
・相談機能 ・マーケティング機能
・コーディネート機能 ・商社機能・情報発信
営業本部の「カタチ」
案①プロジェクトチーム
⇒各PJごとに実践も、トータルコーディネートをどこでするのか? 継続性に疑問
案②担当部署
⇒トータルコーディネート、継続性の点から、組織として構えることが適当と判断
※営業本部の役割・機能は、本来、産業経済部全体に必要なものだが、同役割・機能
は、産業振興ビジョンに掲げた「産業支援センター」が強く意識するものと類似
その他意見
○「自分たちで何かやってみたい」、『営業本部』へ関わりを持ちたい」という意見
○研修会のマーケティング戦略のプレゼンでは、どこの業務にも属さない(課横断的な)斬新なアイデアが出た
○PJによっては「営業本部」以外の担当者との連携が不可欠
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3.「営業本部」深化のイメージ
まずは、小さな「営業本部」から
大きな「営業本部」へ そして全庁的発展へ
「営業本部」を中心として
○部署横断的な取り組み
(各PJ毎に庁内外のメンバーで実践)
○マーケティング手法を使って、
お客様が満足する企画を提案、実践
(新たな企画提案システムの構築)
⇒小さな成功を重ねることで、
・マーケティング手法を定着
・お客様が満足したことに対する
職員自身の達成感・満足感
・職員レベルでの広がりへ
「営業本部」の『カタチ』から、
全職員の意識『キモチ』へ
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益田市営業本部の立ち上げに向けて
その他
脚本家田渕久美子
秦 佐八郎 博士
梅毒の特効薬
「サルバルサン606号」を
発見
画聖 雪舟
歌聖 柿本人麻呂
中世 益田氏
NHK大河ドラマ脚本
「篤姫」「江(2011年放送)」
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その他
「石見のお国自慢シンポジウム」に参加しました!
○かわべまゆみさんからのご提案
• 石見をPRするテレビ番組
(石見ケーブルビジョン)に石見問屋
(NPO法人結まーるプラス)が
企画制作のお手伝い
※放映エリア=CATV各局同士がネットワーク化し、
中四国、兵庫県全140万世帯が対象
• 11/19のキックオフイベントにおいて益田のPR
(映画「白い船」「うん何?」「RAILWAYS」の錦織良成 監督
が基調講演、コメンテーターとして来場)
「お国自慢プレゼンテーション」に出場
石州ファイブ!(益田市役所 営業本部勉強会有志)
“熱い石見人”をPR!
益田への
誘客促進へ
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営業本部準備会研修会
益田市営業本部の立ち上げに向けて
最後に
○マネジメント及びマーケティング理論をはじめ、今後、自治体職員に求め
られることを学んだ。
【地方自治時代の職員】
・「地域・住民志向に徹するべし!」
・「苦境に正面から取り組み悪戦苦闘するべし!」
・「自治体間、職員間の横のネットワークを広げるべし!」
・「自治体改革の担い手になるべし!」
・「自ら課題を見つけ、解決するべし!」
・「市役所職員は市長の補佐集団であるべし!」など
○同時に、私たちなりに「営業本部」のあり方について、考えをまとめました
ので、参考にしていただきたい。
○今後、学んだことを実践すべく、お客さまに喜び、満足、感動を与える営
業マンの意識で、現場において取り組んでいきたい。
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営業本部準備会研修会
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営業本部準備会研修会メンバー
農林水産課
石川 信幸
農林水産課
沖 裕太郎
農林水産課
加戸 憲治
農林水産課
村松 雅子
文化交流課
水津 洋
文化交流課
宮崎 裕一郎
産業支援センター 藤田 喜久雄
産業支援センター 松本 泰典
サンエイト美都 池田 寛
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