第20回世界ジャンボリー GDV・ORTブース

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Transcript 第20回世界ジャンボリー GDV・ORTブース

第20回世界ジャンボリー
GDV・ORTブース
第20回世界ジャンボリー日本派遣IST
日本連盟国際委員・愛知連盟国際委員
檀 上
善 夫(IST111)
[email protected]
目次
■第20回世界ジャンボリー(20WJ)の概要
■ジャンボリー大会本部とプログラム部門
■ORT(Oral Rehydration Therapy)ブース
■バングラデシュ連盟との調印
■GDV(Global Development Village)の構成
第20回世界ジャンボリー(20th World Scout Jamboree)の概要
タイ王国(Kingdom of Thailand)の
首都バンコク(Bangkok)から南へ
180Km(バスで約3時間)にある
タイ国海軍基地(ウタパオ合衆国
太平洋軍空軍基地の隣)サタヒッ
プ(Sattahip)で開催された。
参加者数は約2万4千名程度。
12月24日~ISTの受付と教育が
始まり、スカウト派遣隊は27日到
着、28日夜が開会式となった。
31日夜から1日未明にかけて、
カウントダウン・パーティーがあり、
1月7日夕刻の閉会式まで、暑く
長いジャンボリーであった。
日本からの派遣団1,300名程度のうち、98名がIST(International Service
Team)
としてジャンボリーの運営に携わった。ヨーロッパからのISTは、年齢構成もバ
ラエティに富んでおり、最高齢は77歳、とのうわさもあった。殆どは成人であり
しっかりと任務をこなしていた。またタイからのISTは、バンコクの大学で英語
や日本語を勉強している大学生(非スカウト)やNGO・NPOの事務局職員が、
会場内の様子
元旦の日本派遣団本部(この横
にもブースがあり、計6ブース。
サイト風景
会場内東南にある「JAMHOTEL」
ジャンボリー・ホテルの略で、部屋
はドームテントによるシングル。
沖合いで我々をガードする(?)タイ巡洋艦
ジャンボリー大会本部とプログラム部門
大会本部は文部大臣を長と
する組織委員会をトップとし
て、大会長、9つの部門長で
構成されているが、それと
並行して世界スカウト委員会
がバックアップする形式と
なっているが、実質的に二重
構造である。
タイの委員会が実権を持ち
長い期間をかけて準備して
きたが、世界委員会や欧州
系の委員が立場を活用し
ここ数ヶ月で急に発言し始
めたために、タイがヘソを
曲げた、との説もある。
ビレッジBの東外側に接して、南からジャンボリー本部、プログラム本部、WOSM
事務所がある。上記の右上は、プログラム部門事務所、左下はWOSM事務所で
あるが、いずれも我々には近寄りがたい存在であり、容易に訪問することは出来
ない。僅かに、WOSM事務所の紫色の階段を上がったところ、入って右側の
世界スカウト委員の専用事務室内で鈴木委員と30分程度ダベッていた程度であ
る。それぞれの事務所は二重構造や、アジアとヨーロッパの関係などを反映して
か、あまり交流が無さそうである。
大会本部、プログラム本部、WOSM事務所の近辺
WOSM事務局の近くにあるアリーナ
開会式、閉会式などが行われた。
大会本部事務所の南に隣接する池
アリーナ横にある世界スカウトセンター。
横の人はM. Abdullah Rasheed APR事務
局長
暑い昼間は、この池のほとりでゴロ
寝が最高!ワラ屋根バンザイ。
大会本部の南側、池の南に広がるGDVブース
赤い蓮の花が浮かぶ池のほとりに立ち
南を見ると、我々のブースが目に入る。
同じ日本からのブース「環境・水」と隣接し
ブースを設置した。
そのお隣さんのブース。
やはり「水」をテーマに出展。
ブースのメンバーは、全員が
バンコクで英語を学ぶ学生さん。
「文部省から指示されて来た」
ORT(Oral Rehydration Therapy)ブース
我々ORTブースでは、次の
チームに分けて運営した。
Aチーム:
栗田賢介(大垣7団RS)
池田康彰(横浜34団VS)
Bチーム:
太田羽鳴類(伊東5団VS)
北原健(柏崎2団VS)
Cチーム:
堀太一(尾西1団RS)
松村泰岳(豊田1団VS)
上田寛人(八幡1団RS)
[写真は、Cチーム]
別表のとおり、このORTブースでは「大盛況」という状況ではなかったが、お向かい
やお隣にある別のブースなどと比較すると盛況であった。また、時々バングラデシュ
連盟の役員たちが寄り、指導してくれたりした。ブースの写真などもバングラデシュ
連盟から頂戴した写真などもあり、当初の準備不足からすると充実したブースと
なった。
担当した上記RS・VSたちのうち、かなりのメンバーが「オレもバングラデシュ派遣
団に応募します」と言っていた。
期間中のブース来訪者数集計
日本派遣団スカウト
単位:人
外国派遣団・見学者
スカウト
役員・指導者
12月29日
(日)
7
27
1
12月30日
(月)
2
55
18
1月2日(木)
4
109
10
1月3日(金)
0
32
7
1月4日(土)
0
57
8
1月5日(日)
5
44
3
1月6日(月)
0
4
0
18
328
47
合計
ブース来訪各国スカウト・指導者のコメント(抜粋)
●面白い人々だ。日本も楽しそうだ。(チェコ)
●アジアの各国は貧しい。スカウティングがそれを助ける一つの例になる。(スリランカ)
●あなた方日本人は、発展途上国におけるGDVプロジェクト推進に非常に役立つ活動
を実践している。(シンガポール)
●感動的写真、良いブース、良い活動だ。(インドネシア)
●写真に写っている彼らは美しく、また友好を促進している。素晴らしい写真だ。この活動
を継続してほしい。(インド)
●とても良い慈善活動の例だ。日本人は世界の人々を助けている。(ブータン)
●写真を見ることにより、世界の人々が助け合うべきことが理解できる。(英国)
●日本人はやさしい。他の国も見習うべきだ。(バングラデシュ)
●日本人は良いスカウトで良い友人だ。(タイ)
●とても感銘を受けた。米国のスカウトにも伝えたい。世界のスカウトの友情の継続に
寄与したい。(米国)
新5ヶ年プロジェクトのバングラデシュ連盟との調印
調印式に臨んだメンバー
前列左から
佐藤栄保・国際活動TL
M. Fazlur Rahman・総コミ
新藤信夫・中審議長
後列一人おいて左から
Dr. Hider(NC, PMEC)
鈴木令子・中審議員
檀上善夫・国際委員
Mr. Mihir(NC, CD&Health)
郷家智道・派遣団長
鈴木武道・世界委員
Mr. Habibul Alam世界委員
Mr. Khan 20WJ派遣団長
山田龍雄・国際委員長
平成14年7月、檀上、青木両国際委員、小島BAG幹事長等がバングラデシュを
訪問し、Mr. Mihir Kanti Majumder National Commissioner CD&Health を始めと
する先方連盟と打ち合わせた「新5ヶ年プロジェクト」協定書を、今回の会場の
なか、WSセンターAPRブース内において調印した。
この調印を、Mr. and Mrs. Habibul Alam, 鈴木武道・令子ご夫妻のアジアから選出
されている世界スカウト委員とその令夫人が見守り、新5ヶ年プロジェクトの出発
を確認した。
GDV(Global Development Village)の構成
Peace, Human Rights,
Environment, Health,
Stands(ブース)の5部門
がある。それぞれ、タイ
のボスとヨーロッパ系の
ボスがおり、タイ・ボスは
タイ・スタッフを、ヨーロッ
パ系ボスはタイ以外の
国からのISTメンバーを
しきっている。
われわれ、ORTブース
のボスは、Per(パー)と
いうスエーデン若手IST。
なお、GDVはプログラム
部門所属。
Stands(ブース)は、約20程度のテーマ別に分かれており、日本IST
からは、我々のORTと環境(水)の2ブースを出した。タイからも水
のブースがあり、またバングラデシュからもORTブースがあったり
と重複やそれぞれの都合でのブース出店となっていた。
ブースは、ワークショップの補助的存在となっており、オープン時間
帯は正午~2時、4時~5時30分、夜8時~10時の3ショット。
GDV・ワークショップ・ブース
GDVでは、4ワークショップ、1スタンド(ブース)を運営していたが、ワークショップ
(参加型学習)が中心で、スタンド(ブース)は従の立場であった。
しかし、日本スカウトが参加し
たときの問題点は、「英語が分
からず進行不能」であり、しば
しば我々日本ISTに出動要請
が来た。ただし下記のケース
では、日本スカウトは英語を理
解し、バングラデシュの指導者
から絶賛されていた。
例えば、これは「著作権問題(Intellectual
Property Rights)」ワークショップの風景。
提供連盟はバングラデシュ。
GDV・ワークショップ・ブース(様々な例)
「児童虐
待」
赤いスカー
フが指導し
ているIST
「地雷」
貧困問題
PET
リサイクル
例えば、「環境」に関するワークショップ
だけでも、16ブースある。
完
ご参照:http://www.rovernet.jp/20wjphoto/20wjphoto.html