人体の構造と機能

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Transcript 人体の構造と機能

平成26年度
入学前学習のための教材
了德寺大学 理学療法学科
氏名:
提出日 平成26年
月
日
入学される皆さんへ
この教材は、本校に入学した後に、皆さんが授業に円滑に取り組むことができるように
作成されたものです。
皆さんが学ぶリハビリテーションは障害学です。この障害を学ぶには「人体の構造と機能」
について興味をもつことです。
○前半は骨・筋・神経(脳)の問題です。書き込み式になっていますので、いろんな参考書
を見ながら適切な用語を入れてみてください。調べてみてどうしても分からなかったら、
入学後に教員に問いかけてください。
○後半は力学などの計算問題です。実際の国家試験を解いてみましょう。
○最後は自分の考えを記述する問題です。指定の図書を読み感想を述べてください。
課題はいっぺんにやらないでください。計画を立て、毎日少しづつコツコツこなすことが
秘訣です。学習の習慣をつけることが最も重要です。
自分の未来のための一歩です。自主的に学ぶ姿勢を養ってください。
最後のページに振り返りシートがあります。自由記載です。左上一箇所ホッチキス留め
● 3月20日(木)〈野口健客員教授特別講義〉、または4月2日(水)〈入学式〉に
提出して ください。
※早めに課題に取り組み、なるべく 3月20日(木)に提出してください。
● 学習成果を見て、入学後の面接時にフィードバックします。
人体の構造
① 骨の名称を覚えよう
最近は高齢者の転倒による
大腿骨頸部骨折が増加してい
ます。
どこの骨のどの部位でしょう?
人体の構造
② 関節の名称を覚えよう
人体の構造
③ 皮膚から触れる筋名
を覚えよう(腕・体幹)
人体の構造
③ 皮膚から触れる筋名
を覚えよう(足)
人体の構造
④ 神経細胞の名称
を覚えよう
人体の構造
⑤ 神経について
学ぼう
人体の構造
⑥ 脳の機能について
学ぼう
脳卒中による片麻痺もリハビリ
テーションの対象疾患です。脳に
起こる疾患ですが、右脳に問題が
生じると左手足が障害されます。
なぜでしょう?
人体の構造
⑦ 全身の血液循環
について学ぼう
人体の構造
⑧ 心臓の構造について
学ぼう
理学療法の分野では心臓の理学
療法を専門にしている療法士もい
ます。
肺の形を図に書いて(手書き)、その構造を
表してみよう
人体の構造
⑧ 肺の構造について
学ぼう
左の図を言葉で説明してみよう
計算問題 : 力学
① テコについて学ぼう
1)
2)
1)の解説
Fkg×4m = 40kg×1m 単位を必ずつける
理科は算数とは違います。算数では数字のみを
扱いますが、理科では物理量です。このように式
が完成されたらFkgを計算します。このときFにか
かっている4mを右辺の分母にまわします。この
際、忘れずにmも付けてください。そうすると分子に
mがあって、分母にmがあるので、これらの単位が
約分できます。Kgは約分できないのでそのまま
残ります。答えは10ではなく、10kgとなります。
同じように2)と3)の問題を解いてみましょう。必ず
計算式を書いてください。
2)
3)
3)
それらを図を書いて表してみましょう
(力点、支点、荷重点を記載)
第1のテコ
第2のテコ
第3のテコ
計算問題 : 力学
② テコには3種類ある
計算問題 : 力学
③ 国家試験にチャレンジ
1)
生体の場合は、
支点は常に関節です。力点は筋の付着部、
荷重点は重りをかける点だと思ってください。
では、1)と2)のFを求めてください。
必ず、計算式を書いてください。
1)
2)
2)
計算問題 : 生理学
③ 国家試験にチャレンジ
1)
体重60Kgの人が時速4.8Kmで60分歩行した時のエネルギーは約何Kcalか。
ただし、酸素摂取量(mℓ / kg ・分)=歩行速度(m / 分)×0.1+3.5 とし、
1ℓの酸素は 5Kcalのエネルギーを産生することとする。
まず、歩行スピード時速4.8Kmを分速に変換しよう。
この時の1分間当たりの酸素摂取量は?
体重が60Kgの人が60分歩行した時の酸素摂取量は?
1ℓの酸素は 5Kcalのエネルギーを産生するから・・・
解答 :
感 想 文
以下の課題図書を読んで感想文を書いてください。
「リハビリテーション」 砂原茂一著(岩波新書)
リハビリテーションとはなにか、この本を読んで感じること、
今後どのように学ぶべきなのか
指定文字数 1200字から1600字
次ページの原稿用紙を使用し、右から縦書きとする。
振り返りシート
これで入学前教材を終了しました。いろんな本や多くの人に手伝って
もらった人もいるかもしれません。また分からなかったところもあったの
ではないでしょうか。重要なのは知りたい、もっと勉強しなきゃと思うこと
です。大学の学びと高校の学びは違います。自主的に学ぶ姿勢を早く
から養っていただけることを望んでいます。
以下、この教材を終えての感想をお聞かせください。自由に書いてください。
参考図書
・ http://physiology1.org 「一歩一歩学ぶ医学生理学」
・ からだの構造と機能 三木明徳(監修)(西村書店)
・ 人体絵本―めくってわかる からだのしくみ
ジュリアーノ フォルナーリ, 加藤 季子 (ポプラ社)
・ ぜんぶわかる人体解剖図―系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説
坂井建雄/著 橋本尚詞/著(成美堂出版 )
● 入学後には初年次教育プログラムが予定されています。
大学生としてふさわしい人材育成のためのプログラムが設けられていますので、
必ず出席してください。