全少2012 TSG1

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2012
【全日本少年サッカー大会】
出会うのは未来のライバル達
全少大会TSG
1
第36回全日本少年サッカー大会 大会方式
1次ラウンド⇒ 48チームを12グループ分けで行う
2次ラウンド⇒
グループ上位2チームの計24チーム
を8グループに分けて
ドリームリーグ⇒ グループ下位2チームの計24チーム
を8グループに分け行う
決勝トーナメント⇒ 2次ラウンド各組1位の8チーム
ドリームトーナメント⇒ ドリームリーグ各組1位の8チーム
各チーム5試合以上、拮抗した試合機会を保証
2
トピックス①
ドリームリーグの効果
1次ラウンドの結果
各グループ上位2チーム⇒2次ラウンドへ
各グループ下位2チーム⇒ドリームリーグへ
ドリームリーグでも拮抗したチームの対戦で好ゲーム
が多く効果が大きかった
意図をもったプレーや組立てが多く観られた
選手たちも生き生きとプレー
8人制の狙いが実現
表彰
得点王
たくさん点をとるプレーヤーを評価
ゴールデングローブ&ブーツ賞
攻守にわたって効果的に関わったGKを表彰
現代サッカーのGKに求められる、守備だけでなく攻撃面での
関わりにも、トライしているGKにスポットを当てることが目的
表彰
Most Impressive Team
GKも含めた8人全員で攻守に効果的に関わり続けるサッカー
を志向し、日本サッカーが目指す理想像となるような最も印象
に残ったチームを表彰
特別賞
登録選手全員に良い経験をさせるトライをしたチーム
・一定以上プレーさせる
・様々なポジションにチャレンジさせる
・プレーヤーズファースト
表彰
フェアプレー賞
JFAフェアプレーコンテスト
全試合対象とし平均点で決定
TSGと審判インストラクターで採点判断
イエロー、レッドが少ない、というネガティブな指標
での評価ではなく、ポジティブな要素を評価していく
ポジティブプレー、チームオフィシャル、観客等も含
めて観る
結果
■優勝
■準優勝
■第3位
新座片山FC少年団(埼玉)
柏レイソルU-12 (千葉)
バディーサッカークラブ(神奈川)
名古屋グランパスU12(愛知)
■ドリームトーナメント賞
丸亀フットボールクラブ(香川)
フェニックスフットボールクラブ(長崎)
■敢闘賞
柏レイソルU-12 (千葉)
■努力賞
バディーサッカークラブ(神奈川)
■グッドマナー賞 名古屋グランパスU12(愛知)
7
各賞
■フェアプレー賞
喜多サッカースポーツ少年団(愛媛県)
■特別賞
吉川フットボールクラブ(福井県)
■Most Impressive Team
丸亀フットボールクラブ(香川県)
■得点王
寺山 翼 (13得点、新座片山FC)
■ゴールデングローブ&ブーツ賞 周参見 剛 (ヴィッセル神戸)
8
トピックス②
リスペクトの発信
ペナント交換
リスペクトの思いを込めて
9
サッカー、スポーツを文化に
みんな大切なサッカーの仲間です
リスペクト
10
JFA TSGレポート
技術戦術的課題
「全員攻撃・全員守備」
イメージ図
○11人がフットボーラー
・攻守の一体化
・多彩な攻撃とそれを支える要素(備え)
・各エリア・ゾーンでの役割と責任
MF
○スピーディーな戦い
・切り替えのスピード
・判断のスピード
・プレーのスピードと精度
・運動量
MF
バイタル
CDF
CDF
手で扱うスポーツに近づいた
GK
日本の目指すサッカー
Japan’s way
「全員攻撃、全員守備で、攻守にわたって
アグレッシブにハードワークする」
ゴールを獲るために攻め、ボールを奪うために守る
テクニックの質と関わりの量と質
13
14
「よりテクニカルに、
スピーディーに全員で!」
現代サッカーのトレンドの基礎
ボールをしっかりと繋ぎ、意図的に相手を崩そうとする攻撃
積極的にボールを奪いにいく守備
この年代の大会でも主流になってきている
その結果
個々の選手の技術・戦術の課題が明確になってきた
例えば: パスの精度
動きながらのコントロール
関わりの量と質 等
15
Japan Football Association
「8人制サッカー」
選手が意図的に攻撃・守備に選手が関わっていく
中で、課題がより明確になる
選手がゲームを通じて考えて成長する
「8人制サッカー」で増加したプレー
 プレー回数
 シュート回数
→ 1試合平均19本 *
 1試合平均得点 → 4.1点 (計541得点、133試合)
 DFの攻撃参加
→ DFによるシュート 22% (373本)*
→ DFの得点 15% (56点)*
 ゴール前の攻防 → ペナルティエリア進入19回 (11試合から)




GKのプレー回数 → 1試合で平均 49回
1対1の攻防局面、コンタクトプレー
意図のあるパス
攻守の切り替えの早さ
 ハードワーク(運動量)
注*のデータは1次、2次リーグとドリームリーグの120試合から
「8人制サッカー」で増加したプレー
過去2年のデータとの比較
項目
2012 (8人制)
2011 (8人制)
2010 (11人制)
1試合平均のシュート本数
19本
20本
12本
1試合平均の得点
4.1点
3.8点
3.1点
DFの得点割合
15%
12%
7%
ペナルティエリアの進入回数
19回
15回
-
GKのプレー機会
49回
57回
37回
意図的に攻撃を組み立てるチームが主流
ボールの保持(ポゼッション)を失わないで
攻めることへの挑戦
参加チームを4つにカテゴリーできる
意図的な組立ができる
個々の基本技術があり、関わりの量や質が高い
意図的な組立をしようと試みている
プレッシャーが高くなるとできない
意図的な組立をしようと試みている
個々の技術や戦術に課題が多く、フィニッシュまでいけない
攻撃で意図的な組立をあまり志向しない
前線へのロングフィードや個の突破だけに頼る
攻守の役割が分業されていて、関わりの量が少ない
多彩な攻撃がみられた
GKを使ったビルドアップ
ゴール前でのくずしで、個の突破やコンビネーション
DFの積極的な攻撃参加
ミドルシュートの意識
自陣からの素早いカウンター
クロスからのゴール
守備意識が高くなり、ボールを奪いに行っていた
ボールへのプレッシャーがある
個々の守備の責任がはっきりした
粘り強い守備やスライディング
攻守の切り替えが早い
「ボールを失わないで、ゴールに向かう」ために
課題 : テクニック
•
•
パス&コントロールの精度
ボールを運ぶ (スペースへのドリブル)
•
•
•
•
前を向く (ターンのテクニック)
意図のあるファーストタッチ
身体の向き、 オフの良い準備
スローイン (チームの取り組みによって差がある)
観る⇒ 情報収集⇒ テクニック
(判断を含む)
「ボールを失わないで、ゴールに向かう」ために
-関わりを持ちながら確率の高い攻撃を選択-
課題
関わりの量と質
⇒選択肢をつくる、数的優位をつくる
•局面での効果的な幅や深み
•選手の距離感(遠くなり過ぎない)
•アクションをおこす
•動き出しのタイミング
•3人目の関わり
「積極的にボールを奪う
課題
• 守備のポジショニング
• ミドルシュートへの対応 (1DFのアプローチ)
• ロングボールへの対応 (準備、予測、ポジション)
Japan Football Association
ゴールに向かうことは良いが、スピードが上がりすぎるよりは、
観て、判断して、意図のあるプレーをしてほしい
⇒×確率の少ないパスを選択する(ミスの多発)
⇒○獲得している良いコントロールとパス、ドリブルの技術が駆使できる
⇒○自分達のペースで落ち着いて組み立てていくこと
テクニック
個人戦術
○ボールが欲しい
○ゴールに向かう
ボールを奪いに行く
○一生懸命頑張る
攻守に関わる
○倒れてもすぐ起きる
サッカーの本質
基本の追求に妥協はない
状況を観る、ボールに
寄る、パスしたら動くと
いう個人戦術の徹底
常に選択肢を複数持っ
てプレーできるように
ポジションを獲得し、ボ
ールを奪いに行く
Japan Football Association
「ゲーム」それ自体が師
ゲームをすることで選手が学び、育つ
トライ&エラー
コーチの関わり
○よいプレーを認める⇒ほめる
○ポジティブな働きかけ
○判断を促す、教えすぎない
○多くの選手にプレー機会を与える
27
選手出場時間の分析
育てながら,勝つことに挑戦
登録選手16人全員が試合に出場
30チーム (昨年 24チーム)
全員が10分以上プレー
12チーム (昨年 11チーム)
出場時間がゼロの選手
54人
(昨年 74人)
28
自律・自立
○子供たちで解決
○向上心と考える力
29
全日本少年サッカー大会における
大人向け啓発キャンペーン
こどもエリア表示
こどもの大会にかかわる
大人向けハンドブック
全ADに
スマイルサッカー表示
こどもエリアバッジ
ポスター2種
保護者向けハンドブックちらし版
30
2012 全日本少年サッカー大会GK報告
良かったプレー
・ パス&サポート、アンダーアームスローのショートパス成功数が増え、
攻撃参加全体の成功率が上がった。
2011年 64.3%
2010年 27.3%
・アンダーハンドキャッチ
2012年 64.5%
*3試合(決勝・準決勝)平均を比較したもの
課題
・オーバーハンドキャッチ
・ボレーの精度
・ゴールキックの機会(16チーム/48チーム)
トピック
・8人制サッカー GKプレー頻度
大会の中で改善されていった
2010年 127秒に1回
1人のGKプレー
2011年 85秒に1回
2012年 92秒に1回
*3試合(決勝・準決勝)平均を比較したもの
攻撃参加データ
2010年
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
パス&サポート
フィールドプレー
サイドボレー(ハーフボ レー)
成功
転がしてキック
失敗
スローイング
ゴールキック
フリーキック
2011年
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
パス&サポート
フィールドプレー
サイドボレー(ハーフボ レー)
成功
転がしてキック
失敗
スローイング
ゴールキック
フリーキック
2012年
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
パス&サポート
フィールドプレー
サイドボレー(ハーフボ レー)
成功
転がしてキック
スローイング
ゴールキック
フリーキック
失敗
長い
短い
長い
短い
長い
短い
長い
短い
over
under
長い
短い
長い
短い
長い
短い
長い
短い
長い
短い
長い
短い
over
under
長い
短い
長い
短い
長い
短い
長い
短い
長い
短い
長い
短い
over
under
長い
短い
長い
短い
成功
0.0
0.0
0.0
0.0
2.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
2.3
0.3
0.3
0.0
失敗
0.0
0.0
1.7
0.0
6.3
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
4.7
0.0
0.7
0.0
成功率
4 .9
1 3 .4
2 6 .8 %
0.0%
24.1%
32.9%
100.0%
30.0%
成功
0.3
1.0
0.7
3.0
0.3
0.0
0.0
1.0
0.7
4.0
0.0
5.7
0.0
1.3
失敗
1.3
0.7
0.7
0.3
4.3
0.7
0.0
0.0
0.0
0.0
1.7
0.3
0.0
0.0
成功率
18.8%
58.8%
50.0%
90.9%
6.5%
0.0%
1 8 .0
1 0 .0
6 4 .3 %
100.0%
100.0%
100.0%
0.0%
95.0%
100.0%
0.0
4.3
0.0
2.0
1.3
0.0
0.0
0.3
0.7
5.7
0.0
4.3
0.0
1.0
2.3
0.3
0.0
0.3
4.3
0.0
0.3
0.3
0.0
0.0
1.0
1.7
0.3
0.0
0.0%
93.5%
0.0%
50.0%
100.0%
100.0%
0.0%
71.7%
0.0%
100.0%
1 9 .6
1 0 .8
6 4 .5 %
87.0%
23.2%
守備のデータ
守備のプレー
カバー
ブレイクアウェイ
クロス
シュートストップ
合計プレー回数
項目
キャッチング
ノータッチ
カバー合計
エリア外
キャッチ
ブロック・ディフレクティング
ファール
ノータッチ
BA小計
キャッチング
パンチング
ディフレクティング
ノータッチ
CR小計
キャッチング
ディフレクティング
ブロッキング
ノータッチ
SS小計
2010年3試合
(準決勝・決勝)
5.0
0.0
2011年3試合
(準決勝・決勝)
7.0
0.0
5.0
1.3
0.7
0.7
0.0
0.0
2.7
0.0
0.3
0.7
1.0
2.0
4.0
2.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.3
0.3
7.0
1.7
1.0
2.3
0.7
1.7
7.4
2.0
0.7
0.7
0.7
4.1
3.0
3.3
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.7
0.7
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.7
0.3
3.7
9.7
19.4
2.0
2.6
2.6
4.3
10.6
29.1
3.3
4.3
5.0
2012年3試合
(準決勝・決勝)
7.7
0.0
0.0
0.0
7.7
0.0
1.3
0.0
0.3
0.0
0.3
0.0
0.0
0.0
1.3
0.7
3.2
0.7
1.0
0.0
0.0
0.0
1.0
0.0
0.3
0.0
2.3
0.0
3.0
0.0
1.3
0.0
0.3
0.0
4.3
3.3
8.9
3.3
22.1
4.0
トピックス③
女子選手の参加
女子選手3名が登録 (昨年は9名)
トピックス④
一人審判制&ユース審判
1次ラウンドでは一人審判制
大きな問題や違和感はなかった
1人制審判のポジティヴな面が観られた。
選手がプレーに集中し、すぐに次のプレーに移る
ユース審判の育成・研修
「今日の結果ではなく、
明日どんなプレーをするかを楽しみにする」
36
合言葉は
Players First !!
37