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16.1 積分回路
出力電圧V 2を周波数の関数として 表すと
i
G()=
i
V2
1
1
jC



V1
R1ii
jCR1
j 2fCR1
16.2 積分回路の動作の確認
A点(黄色)の矩形波入力に対し積分
出力B点(緑色)の波形を確認しよう!
Offsetでどんどん積分させるので注意
が必要
今回は正弦波発生器から±1V
程度のパルスを作る回路を使用
しました。
16.3 積分回路に交流を入れるとLPFになる
R3
R3
jC1
jC1
Ii
1
jC1R3  1
R3 jC1
R3
R3 
jC1
jC1
jC1( jC1R3  1)
jC1R3  1
増幅率Av 



R1Ii
R1
R1
R1
R3
R3
1
1


 A0
R1(1  jC1R3) R1 (1  jC1R3)
1  jC1R3
R3 A0
よって増幅度 A0 
の
が遮断周波数であるの で
R1
2
1
C1R3  1とすると f 
C
2C1R3
16.4 微分回路
G ( ) 
G ( ) 
Vo
R 2i

  jCR 2
1
Vi
i
jC
Vo
R 2i

  jCR 2
1
Vi
i
jC
16.5 微分回路動作の確認
16.6 微分回路に交流を加えるとHPFになる
R3
増幅率Av 

R3
jC1R1  1
jC1
1
jC1
R3
jC1R3
R1


1
1  jC1R1
1
jC1R1
R3
1

1
R1
1
jC1R1
R1 
ゆえに C1R1  1
遮断周波数は
f
C

1
2C1R1
16.7 積分・微分を組み合わせるとBPFになる
f1
1
2C1R1
f2
1
2C 2 R3
16.8 単電源オペアンプで交流増幅する回路
16.9 半波整流回路
16.10 全波整流回路
16.11 オペアンプによるマルチバイブレータ(矩形波発信器)
16.12 三角波発生回路(B点)矩形波発生(A点)
17.1
温度検出用センサー
サーミスタは、Thermally Sensitive Resistor
“温度に敏感な抵抗器”からきた名称でThermis
torと記載される半導体素子です。
特徴は、感度が高くしかも値段が安い、上手に使
えば、0.1℃以上の精度を確保できる。
石塚電子製品カタログから抜粋
17.1.1 サーミスタの抵抗値と温度の関係
サーミスタの温度特性 は、一般の半導体と同 様に、
絶対温度にしたがって 、抵抗値が負性変化し 概略
次式で表される
1 1
 )
T T0
R : 任意の温度Tにおける抵抗値
R  R0 exp B(
T : 任意の温度( K )
R0 : 基準となる温度 T 0( K )における抵抗値 ,A定数
いう。
T 0 : 基準となる温度 ( K )
B : 基準温度 T 0( K )と T 00( K )において求められる
定数、B定数という
B
1
R
log e R0
1 1

T T0
17.1.2 サーミスタの各温度に対する抵抗をエクセルで求める
石塚電子製 103AT-1
A定数=10k(25℃) B定数=3435Kの計算値
R=R0expB(1/T – 1/T0)=10k・exp(3435*(1/(273.1+t)+1/(273.1+25)))で求めた。温度tは、℃
抵抗値Rは、kΩ
17.1.3 -10℃から+50℃を使用するとして、その範囲を直線に直す!
ハーフブリッジの直線補正は、例えば、-10℃から+50℃
を直線補間するRsを求めるには、-10℃がThL、20℃がTh
M、50℃がThHの抵抗値を下式に入れることにより求めるこ
のケースの場合は、Rs=9kでRs=9.1kでEoutの計算し
たのが下のグラフである。
R
S

2ThL  ThH  ThL  ThM  ThM  ThH
2ThM  ThH  ThL
17.1.4 ハーフブリッジRsの両端の出力電圧Eoutをエクセルで計算した表
Eout 
V
5v
Rs 
9.1k
Th  Rs
Th  9.1k
17.1.5
アナログ温度計を設計しよう!
設計のやり方を講義で理解しよう!ゲインは、0から40℃で決めた。
17.2 熱伝対温度センサー
異なる材料の2本の金属線を接続して1つの回路(熱電対)をつくり、ふたつの接
点に温度差を与えると、回路に電圧が発生するという現象がおきます。この現象
は、1821年にドイツの物理学者トーマス・ゼーベックによって発見され、ゼーベック
効果と呼ばれています。
上図のように片側を開放すると起電力が出る。
17.2.1 各種熱電対の構成材料と特徴
熱電対種類
JIS C1602(1981)規格
+脚
ー脚
使用温度範囲
クロメル
アルメル
-200℃
~1000℃
温度と熱起電力との関係が直線的であり、工
業用として最も多く使用されている。
鉄
コンスタンタ
ン
0℃
~ 600℃
E熱電対に次いで熱起電力特性高く、工業用
として中温域で使用されている。
銅
コンスタンタ
ン
-200℃
~ 300℃
電気抵抗が小さく、熱起電力が安定しており、
低温での精密測定に広く利用されている。
コンスタンタ
ン
-200℃
~ 700℃
JISに定められた熱電対の中で最も高い熱起
電力特性を有している。
N
ナイクロシ
ル
ナイシル
0℃
~1400℃
低温から高温まで、広い範囲にわたって熱起
電力が安定している。
R
白金13%ロ
ジウム
白金
0℃
~1400℃
高温での不活性ガスおよび、酸化雰囲気での精密
測定に適している。精度が良くバラツキや劣化が少
ないため、標準熱電対として利用されている。
S
白金10%ロ
ジウム
白金
0℃
~1400℃
高温での不活性ガスおよび、酸化雰囲気での精密
測定に適している。精度が良くバラツキや劣化が少
ないため、標準熱電対として利用されている。
B
白金30%ロ
ジウム
白金6%ロ
ジウム
0℃
~1500℃
JISに規定された熱電対で最も使用温度が高
い熱電対。
JIS記号
K(CA)
J
(IC)
T(CC)
E(CRC)
クロメル
特
徴
17.2.2
Kの熱起電力表
17.3 熱電対の性質
17.4 熱電対の冷接点の考え方
18.位置決めのための検出器・インクリメンタル・ロータリーエンコーダー
18.1 ロータリーエンコーダの仕組み
18.2 どんなところに使われているか?
18.3 どんな応用があるか?
㈱ムトーエンジニアリングHPより
18.4 じゃどんな使用か?どんな種類があるか?
18.5 出力回路の種類
受け側の回路は、どんな回路でうければよいか?
18.6 2相パルスとZ相を理解しよう!
18.7 2相パルスの計測装置を設計しよう!先ずは、10進アップ・ダウンカウンタにつ
いて徹底的に理解しよう。
18.8 先ずは手始めに、10進U/Dカウンタの動作を理解しよう!
下図は、このカウンタ74LS192を理解するための回路である。1から5はな
にをするためのものか?答えよう!
18.9 アップ・ダウンカウント切り替え回路
A相、B相を頭の中で描いてロジックスイッチを操作して確認しよう!
18.10 2相クロック・カウンタを設計し、シュミレーションしよう!
完成したらこのスイッチでUP・ダウンする
か確かめよう
外部同期にする
ここで、2相のアップ時とダウン時のデータ
を作成する。UPとDOWNの動作範囲は、
約半分程度とする。